事業実施の目的 1.ベルリン民族学博物館が所蔵するレクワイ文化の土器コレクション(マセド・コレクション)の調査 2.イベロ・アメリカ研究所の図書館に収蔵されている文献の調査 アレハンドロ・アマヤ・ガルシア 専攻派遣事業研究成果レポート 1. ドイツの博物館・美術館 ─ 文化と体験が出会う場所 いくつかの博物館では、「なるほど」という体験が待っています。 たとえば、ベルリンの博物館島で多種多様な時代の文化を垣間見てください。 ベルリン美術館 (Staatliche Museen zu Berlin) は、ドイツのベルリンにある美術館・博物館群である。 プロイセン王家歴代のコレクションを基礎として1830年に発足した「旧博物館」がその発祥であり、以後、コレクションが増大するにつれ、新たな博物館が次々に建てられた。 ドイツのル・コックはキジル石窟の壁画を大量に切り取ってベルリンに持ち帰って、民族学博物館に陳列した。その一部(釈迦の弟子の生前伝説図)は火災で損傷を受けつつもかなり残っていたが、一部(釈迦の生前伝説図)は第二次大戦で完全に焼失した。