国鉄から民営化される際に地方の赤字路線が数多く廃線になったものの、すべてが手放されたわけではない。 もし仮にjrが運賃の値下げをおこなったとすると、営業係数は一気に100近くかそれ以上になってしまう。

国鉄清算事業団承継の長期債務償還には、清算事業団に移管された不要の旧国鉄用地の売却益(見込み額7兆7000億円)、jr 株式の売却益など(同1兆1,600億円)、新幹線鉄道保有機構からの貸付金収入(同2兆8,800億円)を充てるとしていたが、当初から13兆7,700億円は財源不足として国民負担とする計画だった。 国鉄('86年度) J R7社計( '87年度) 比較 人件費 21,152 11,397 46% 物件費 11,967 9,765 18% 注)JR の数値は’87 年3 月に国会に提出された政府見通しによるもの 2.民営化後のコストダウン (1)車両の調達 n 新幹線 ⇒ 約2 割減