最も衝撃的だったグラフが次です。 最低気温の推移です。 今まで見てきた、「最高気温」「平均気温」の上昇度合いは概ね3℃でしたが、最低気温は7℃近く上層しているように見えます。 日本の夏の気温を50年前から調べ上げたグラフがこちら。青い線が最高気温で、オレンジが最低気温、グレーが平均気温だ。あれ…?50年前からほぼ横ばいだぞ!? こちらは東京の気温を表したグラフ。 最近10年の日本の平均気温(黒線)は、1901-1930年の比べて多少の変動はあるが、約1℃高い状態で推移している。 ⇒これが日本の温暖化を示しているとされ、様々な研究や報告書で使用されています。

6-1 日本における年平均気温の経年変化 日本における年平均気温の経年変化 (クリックすると拡大画像が表示されます) 出典)気象庁「気候変動監視レポート2017」 <図表について> 基準値(0.0℃)は、1981~2010年の30年間の平均値です。 日本は世界の中でも特に気温上昇が大きく、都市化が進んだ地域ほど平均気温が高く推移しているということですね。下のグラフを見ても、日本は長期的に気温が上昇傾向にあって、特に1990年以降の変動が激しいことが分かります。

最低気温推移. 気温・降水量の長期変化傾向; 世界の天候 第1回のコラムで説明したように、「人為起源温暖化説」の主要な根拠は、「近年の気温上昇が異常であるから」ではなく、「近年の気温上昇が人為起源温室効果ガスの影響を勘定に入れないと量的に説明できないから」なのですから。 気候系の監視・診断; 日本の天候の特徴と見通し; 大気の流れの特徴; エルニーニョ/ラニーニャ現象の実況と見通し; 地球環境・気候の観測・解析データ. 日本の異常気象; 世界の異常気象; 最近の天候の特徴や見通し.