formerとpreviousは「前の」 という意味の形容詞として、 名詞を修飾します。 beforeも「前の」という意味ですが、 前置詞や接続詞として用いられます。 そして、formerは時間的に「前の」、 previousは時間・順序が「前の」と 辞書には記載されています。 まず、「former」の元が「first;最初」であり、「previous」の元が、「同じ道での前」であることに気をつけてください。 「pre=前;vious=way」ということです。 ですから、「former」は、「時間的に先にある、前にある」という観点から決められます。 日常ではほとんど同じように使われがちだけど、厳密な違いはこう: • previous = 純粋に時間上で「以前の」ということなんで、現在のものより前のものであればなんでもこれで形容できる。 previous, former,ex-,old 「元~」元カレを英語で何て言うのでしょうか。昔のと、一つ前の、で使う単語がわかれます。old や before や ex を使う場合の注意 そもそも「previous」の「pre-」は、「事前の」、「直前の」、「先の」という意味を持っているので、「previous」は過去に何度も実施されたり、起こったりしている事の、一番最近の事を意味したり、「本番直前の事前作業」を意味していると思います。 previousの意味は 「(時間、順序が)前の、先の」 です。 I have a previous promise. 私は先約があります。 formerとpreviousの違いですが、 formerは、順番が前の過去のことです。 previousは、かつてという意味の過去のことです。 例えば、 He is my former English teacher. 前提として理解しておくとわかりやすいのは「previous」が指すのは時間の流れではなく、シークエンス(sequence / 順序)の話をしている点です。海外のブログなどを見ていても「previous(前の投稿を見る)」と書かれたボタンなどを見るかもしれません。prevとも省略されます。反対はnextやfollowing(followingの意味と使い方)だと考えていいと思います。ブログは書いた順番に表示されるので、時間的に古い投稿は、順番的に前の投稿になるので意味が重なります。しかし場合によっては … before, earlier, previously, prior to, beforehand, in advance, by の7つ。 いずれも会話の中ではかなり使われる、似た意味を持つ類義語ですが、それぞれの意味やニュアンスは微妙に違いますので、正しく理解して使い分けたいものです。 一方、formerとpreviousはいずれも「前の~」という意味ですが、厳密に言うと、formerは「過去の」、previousは「1つ前の、直前の」を表します。 日本の首相を例にとって解説することにしましょう。